年齢が上がるとともに気になりがちな口元の「ほうれい線」。顔のパーツの中でも老け見えの大きな要因になるため、とくに40代以上に人にとっては悩みのタネと言えるでしょう。
この記事では、ほうれい線の定義から原因、そして解決方法まで網羅的に紹介します。
ほうれい線の定義
ほうれい線とは、鼻の脇から唇の端に伸びる線のこと。ほうれい線はシワではなく、厳密にはシワではなく頬との境界線です。
ほうれい線の原因
ほうれい線を改善するためには、自分のほうれい線の原因を把握することが重要。ほうれい線の原因は、大きく分けて主に以下の5つです。
1.たるみ
ほうれい線の最大の原因が顔の「たるみ」。
年齢を重ねて顔の筋肉が衰えると皮下脂肪が付きやすくなります。その結果、皮膚が皮下脂肪の重さで垂れ下がり、ほうれい線が濃くなります。
https://media.hariri.jp/no0342/
2.むくみ
飲酒や運動不足などで引き起こされる「むくみ」もほうれい線の原因につながります。
特に飲酒後に睡眠を取ると、体が横になることで顔に水分が溜まるため、翌朝に顔が腫れてしまう傾向にあります。その結果、むくんだ頬のお肉の重さで顔全体が垂れ下がり、ほうれい線が目立ってしまうのです。
3.皮膚の乾燥によるシワ
ほうれい線は本来はシワではありませんが、肌が乾燥していて小ジワができている場合はほうれい線につながるので要注意。保湿ケアや紫外線対策が十分でなかったり、栄養が足りていなかったりすると、乾燥によるほうれい線ができやすくなります。
4.顔の歪み
あまり知られていませんが、顔の歪みもほうれい線につながる原因となります。横向きで寝る習慣や食事のときの片側噛みの習慣など、日常的な動作が顔の歪みの引き金となり、片側のほうれい線が濃くなってしまうのです。
5.生まれつきの骨格
元々の骨格によってほうれい線が濃い可能性もあります。頬骨が高かったり、口周りの上顎骨が出ていたりすると、生まれつきほうれい線が濃くなることがあるのです。
ほうれい線を改善する方法
ほうれい線の原因を確認したところで、原因ごとの改善方法を確認しましょう。
1.顔の筋肉を鍛えてたるみをなくす
ほうれい線の最大の原因であるたるみを改善するには、顔の筋肉を鍛えるのが効果的です。ほうれい線の改善につながる生活習慣とエクササイズ・マッサージを紹介します。
顔のたるみをなくす生活習慣
【表情豊かに過ごす】
顔の筋肉をよく使っていれば、表情筋は自然と鍛えられるもの。とくに笑顔で過ごすことは重要です。
【適切な体重をキープする】
ダイエットで何度もリバウンドを繰り返していると、顔のたるみにつながります。ちょうどいい体重をキープするように心がけましょう。
【タバコをやめる】
タバコは身体の巡りを悪くさせる上に、肌のハリを保つのに必要なコラーゲンを生成するビタミンCを破壊するため、肌のたるみを引き起こします。ほうれい線が気になる人で喫煙の習慣がある人はぜひ見直しましょう。
顔の筋肉を鍛えるエクササイズ・マッサージ
【顔ツボマッサージ】
顔にはさまざまな効能を持つツボがあります。
ツボを刺激すると顔の巡りが良くなり、たるみの改善にも効果大。「巨髎(こりょう)」や「地倉(ちそう)」といった、ほうれい線を改善するツボもあるので、時間があるときに押すようにしましょう。
【顔ヨガ】
「顔ヨガ」とは、顔の表情筋を鍛えるトレーニングの一種です。
口周りを鍛えるポーズを取り入れれば、ほうれい線も改善します。
「ほうれい線プレス」など、ほうれい線ケアに特化したポーズもあるので要チェック!
【表情筋エクササイズ】
顔ヨガ以外にも表情筋を鍛えるエクササイズはあります。
とくに道具を使わないでできる表情筋エクササイズは家事や仕事の合間でもできるのでおすすめです。
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【舌回し】
舌回し体操も道具いらずでシンプルながら、口周りの筋肉が鍛えられます。ほうれい線だけでなく、口臭予防などにも効果的です。
【ほっぺプクプク体操】
頰をふくらませる体操も顔の内側から表情筋を鍛えるのに効果的。
デスクに向かいながらでもやりやすい体操なので、ぜひ毎日の習慣にしましょう。
【まいうー体操】
「ま・い・うー」と大きな口を開けて言うだけでほうれい線が改善するというお手軽さが魅力。有名女優もこれでほうれい線やたるみが改善したというお墨付きの体操です。
【割り箸エクササイズ】
道具を使ったエクササイズはほうれい線をより改善する効果に期待できます。
割り箸を使うエクササイズはコストも安く済むので取り入れやすいですよ。
【ペットボトルを使ったエクササイズ】
ペットボトルを使うほうれい線エクササイズも家にあるものでできるのでおすすめ。
使う道具は身近なものですが、効果はバツグンです。
【フェイシャルフィットネス用の道具を使った体操】
顔を鍛えるための専用の道具は、少し値は張りますが当然効果も大きいのでおすすめ。正しく使わないと逆効果になることもあるので、きちんと使い方を確認して使用しましょう。
【ヘッドマッサージ】
頭と顔はつながっているので、頭のたるみを改善すれば顔のたるみにも効果があります。そのため、ヘッドマッサージはほうれい線にも効果があるのです。
リフトアップ効果がある「側頭筋」をほぐすヘッドマッサージを取り入れれば、ほうれい線も目立たなくなりますよ。
2.顔の巡りを良くしてむくみをとる
さきほど説明したとおり、顔がむくむとほうれい線を悪化させます。顔の巡りを改善して、むくみを解消しましょう。顔がむくまないための生活習慣と、むくんでしまった場合のエクササイズやマッサージを紹介します。
むくみを改善する生活習慣
【塩分やアルコールを控える】
塩分やアルコールは顔がむくむ大きな要因。完全に控えることは難しいですが、顔がむくみやすい人はなるべく摂取を控えましょう。
【ストレスを溜めない】
実はストレスもほうれい線を悪化させることがあります。ストレスが溜まると肩甲骨周りがこわばり身体と顔の巡りが悪くなるので、なるべくストレスフリーな生活を心がけてください。
むくみを改善するエクササイズ・マッサージ
【顔ツボマッサージ】
顔ツボにはむくみを改善する効能があるツボもあります。たるみの場合と同様に、スキマ時間にツボのマッサージをしましょう。
【顔ヨガ】
顔ヨガはむくみにも効果大。表情筋を刺激することで、老廃物や余分な水分が排出されやすくなります。
「フェイスラインのV字上げ」というポーズは、顔のリフトアップ効果があり、むくみの改善にも効くのでおすすめですよ。
【肩甲骨はがし】
さきほども書いたとおり、肩甲骨周りのこわばりは顔のむくみにつながることがあるのでぜひケアしましょう。
一時期話題になった「肩甲骨はがし」は肩甲骨周りがほぐれるので、顔の巡りが良くなり、ほうれい線にも効果が期待できます。
3.保湿ケアを徹底して肌にハリを出す
肌の乾燥がほうれい線の原因となっている場合、重要なのは一にも二にも保湿。化粧水の量が不十分だったり、乳液やクリーム、美容液などを使っていなかったりと、何か原因があるはず。ぜひ一度、自分のスキンケアを見直しましょう。
肌が潤えば、ほうれい線部分にもハリが出て溝が目立たなくなりますよ。
4.肌に潤いを与える食生活を心がける
いくらスキンケアをがんばっていても、食生活をおろそかにしていては肌は潤いません。タンパク質やコラーゲン、ビタミンCなど、肌を潤すのに必要な栄養素をきちんと摂りましょう。
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5.顔の歪みを正す
さきほど述べたとおり、ちょっとした生活習慣で顔は歪んでしまうもの。顔の歪みを引き起こさないように日常の中で気をつけるべきことと、顔の歪みを正すためのエクササイズやマッサージを紹介します。
顔の歪みを改善する生活習慣
【マウスピースを使う】
食いしばりは顔を歪ませる原因になります。とくに寝ている間の食いしばりは自覚がないので習慣を正すのが困難。マウスピースを使って、少しずつ改善しましょう。
【仰向けで寝る】
横向き寝やうつぶせ寝は顔の歪みの大敵。ほうれい線が悪化する前に、ぜひ仰向けで寝る習慣を身につけて。身体の周りにクッションを置くなど、自然と仰向けで寝られる工夫を取り入れましょう。
顔の歪みを改善するエクササイズ・マッサージ
【顔ツボマッサージ】
顔ツボは顔のコリやむくみを改善するだけでなく、不自然に力が入って歪んだ表情筋を元に戻す効果も期待できます。たるみに効く「巨髎(こりょう)」は口元の歪みを正すツボでもあるので必須のツボです。
【顔ヨガ】
顔ヨガも表情筋のバランスを整える効果があります。顔が左右で非対称な場合は、ぜひ顔ヨガも取り入れましょう。
「口角目線ブランコ」という顔の左右バランスを整えるポーズがとくにおすすめです。
【表情筋トレーニング】
表情筋トレーニングも顔の筋肉のつき方を整えてくれます。顔の左右のバランスが気になる人はぜひ取り入れましょう。
【ガムを使ったほうれい線エクササイズ】
意外かもしれませんが、ガムを噛むことも噛み癖を改善するのに効果的なエクササイズです。ぜひ左右でバランスよくガムを噛んで顔の歪みを改善してください。
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