最近、20代ながら男女を問わず老け顔に悩まれる方が増えています。老け顔とは、実際の年齢よりも老けて見られる特徴を持つ顔のこと。エイジングサインの種類は様々ですが、代表的なものといえばシワやシミ、口元にくっきり刻まれたほうれい線などが挙げられます。
大学生になりたての頃あたりからほうれい線やシミ・シワが目立つようになり、実年齢よりも5〜10歳も年上に見られてしまうというその原因は何なのでしょうか?当記事では20代で老け顔に見られる原因とその改善方法をご紹介します。
20代なのに老けて見える主な原因5つ
ここからは男女問わず20代で老け顔に見られる原因を5つご紹介します。老け顔を引き起こす原因を突き止めて、顔の老化をストップさせましょう。
1.肌がたるんでほうれい線が目立つ
20代であるにも関わらずほうれい線が目立つ場合、お肌のたるみが原因となっていることが多いです。お肌をたるませる要因は様々ですが、20代の男女で考えられる最も多いケースはダイエットによる体重の激しい減少です。
無理なダイエットを行うと全身の筋肉量が減少し、顔の筋肉=表情筋も同時に落ちてしまうめ、余った皮膚がたるんでほうれい線を目立たせてしまうのです。さらに、ダイエットによるハードな食事制限で栄養が足りていない場合は、お肌の栄養も不足してしまい、表皮の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れて乾燥しやすいコンディションに陥ります。
お肌が乾燥すれば、頬のたるみがシワとなって治りづらくなってしまいます。また、女性の場合は無理なダイエットでホルモンバランスを崩すと体内でのコラーゲン生成がうまくできなくなります。コラーゲン不足になるとお肌から弾力や潤いがなくなってしまい、ほうれい線をさらに悪化させてしまうのです。
2.スキンケアが不十分でシミやシワが目立つ
男女問わず普段からスキンケアを行う習慣がなかったり、スキンケアを行っていてもそれが自身の肌に合っていなかったりする場合は、お肌の状態が悪くシミやシワなどのエイジングサインが目立ちやすい状態と言えます。
洗顔の後に化粧水を塗った後、乳液やクリームなどでフタをしていますか?乾燥肌の場合、水分を与えてもすぐに蒸発してしまうため油分でフタをしなければ乾燥を防ぐことが出来ません。
基礎化粧品をライン使いしていてもシミやシワが改善されない場合は、週に一度ローションパックやフェイスマスクを使うスペシャルケアを追加するなどして保湿効果を強化する必要があります。またシミケア、シワケアを謳うアイテムを取り入れることもひとつの手です。
3.痩せすぎや太りすぎ
ダイエットによる激しい減量はお肌にたるみをもたらし、ほうれい線を作る原因となりますが、痩せ過ぎている場合も老け顔になります。標準体重に比べて自身の体重が軽すぎるという方は体だけでなく顔についている脂肪の量も少ない傾向にあるため、シワやゴルゴ線などといったエイジングサインがあらわれやすいのです。
逆に太りすぎている場合、フェイスラインがたるみやすく二重あごなどが老け見えの原因となる場合が。年齢を重ねると痩せすぎよりも太り過ぎのほうがシワが目立たなくなって若く見えると言われますが、20代の男女であればやはり標準体型をキープすることが好ましいです。
4.メイクが厚塗りになっていて似合っていない
大学生でも社会人でもメイクをする方は多いと思います。なかには毎日メイクをしてから出かけるという方もいると思われますが、そのメイクが必要以上に厚塗りだと実年齢よりも老けて見える場合があります。
肌のアラを隠そうと、下地の上からファンデーションをこってり塗り、さらにコンシーラーを重ねてパウダーを叩いていませんか?アイメイクは派手ではありませんか? 口紅の色は肌にあっていますか?
上手なメイクはナチュラルメイクに見え、下手なメイクはけばけばしく見えます。つまりはナチュラルメイクこそ手間がかかるメイクなのです。シミやシワ、ほうれい線もないのに老けてみられる場合は、メイクの方法を見直しましょう。
5.姿勢が悪く猫背になっている
スマホンやパソコンの使用時に猫背になっている場合、肩甲骨が固まって体のめぐりが悪化し、リンパに悪影響を及ぼします。顔や体のリンパが滞ると老廃物や余分な水分がスムーズに排出されなくなり、顔がむくんで頬にたるみを作り、ほうれい線を目立たせてしまうのです。
また横向きで寝ていたり、椅子に座る際に足を組むクセがある方も姿勢が悪くなっています。姿勢が悪ければ全身が歪み、顔の歪みにも繋がるためエイジングサインを発症しやすくなるのです。20代で老け顔に悩まれている方は、猫背をはじめとする姿勢の悪化に注意が必要です。
これで老け見え卒業!老けて見える20代のお悩み解消方法5選
20代の男女を老けさせる主な原因がわかったところで、ここからはそれぞれに対応する解消方法をご紹介します。今日からでも行えるセルフケアを日常生活に取り入れ、老け顔の予防・改善に努めましょう。
表情筋を鍛える
エイジングサインのひとつであるほうれい線の多くは顔のたるみが原因で目立ち始めます。20代のうちからほうれい線がくっきり目立つ場合は、無理なダイエットで体だけでなく顔の筋肉=表情筋まで落ちてしまっているケースが考えられます。表情筋が衰えると顔の皮膚が垂れ下がり、ほうれい線があらわれるのです。
また、わたしたちが日常的に使用する日本語は表情筋をほとんど使わずに発音できてしまいます。さらに日本には大きく口を開けて話したり笑ったりすることをマナー違反とする文化があるため、大幅な体重減少を経験していない方でも表情筋が衰えていることが多いのです。
表情筋は意識的に動かす以外に鍛える方法がありません。顔ヨガやエクササイズ、顔ツボマッサージなどで表情筋を刺激し、たるみやほうれい線などのない若見え美顔を目指しましょう。
日焼け対策や保湿ケアをきちんとする
一年を通して地上に降り注ぐ紫外線はお肌を老化させる原因。紫外線ダメージを受けると角質層のバリア機能が低下し、お肌が乾燥してシワやたるみ、ほうれい線を作ってしまうのです。
外出する際は日焼け止めクリームを塗ったり日傘を差したり帽子を被るなどしてUVケアを心がけましょう。また紫外線は目からも入り込むことがわかっています。サングラスなどUVカット効果のあるメガネを掛けて目からの日焼けを予防しましょう。
また乾燥は肌トラブルのもと。日頃から保湿重視のスキンケアを行い、お肌の水分量をアップさせることでシワやたるみ、ほうれい線が軽減される場合があります。特に男性の場合はスキンケアを何も行っていないという方が多いです。化粧水やクリーム、乳液を使ってお肌に水分を与え、エイジングサインの原因である乾燥を解消することが重要です。
体重管理をする
痩せすぎ、太り過ぎなど、平均体重を大きく下回ったり上回ったりしている場合はエイジングサインがあらわれやすい状態です。平均体重からかけ離れたコンディションはお肌だけでなく健康にも悪影響を及ぼすため、必ず適正体重を把握し、その数値をキープすることを心がけてください。
ダイエットを行う際、無理をして急激に体重を落とすと脂肪が減った分の皮膚が余ってしまい、たるみやほうれい線を引き起こします。特に無理な食事制限は老け見えの原因に繋がります。一日三食バランスの良い食事を心がけ、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を行えば、リバウンドのリスクが少なく顔を老けさせる心配もなくなります。
ナチュラルメイクを心がける
下地やファンデーション、コンシーラーやパウダーなどあらゆるベースメイクをコテコテに塗り重ねるメイクは気になる肌のアラを隠すようで、かえって目立たせてしまっている場合があります。また目を大きく見せるためにマスカラを塗り重ねていたり、つけまつげを乗せていたり、大量のマツエクをしている場合、頬に影が落ちて老け見えの原因に。
口紅の色選びも重要です。真紅などの目立つ色はファッションによってはアクセントになりますが、大学生や社会人が日常的に使う色としてはやや派手。派手な口紅は大人っぽくみられ、場合によっては老けてみられることもあるので注意が必要です。
20代の若見えメイクはナチュラルメイクが基本。本来の若さを活かしたメイクでいきいきとした印象を手に入れましょう。
猫背を治すエクササイズを取り入れる
現代では「スマホ猫背」と呼ばれる猫背になっている方が多く、姿勢を正すだけで老け顔を解消できるケースがあります。「スマホ猫背」になりやすい姿勢の例は、例えば椅子に腰掛ける際、深く座って足を組みながら猫背でモニターを覗いている状態などです。
猫背を治そう思っても、長年の習慣になっている場合は正しい姿勢を取り続けることが苦しく、なかなかうまく行かないという方が多いです。そういうときは、猫背を治すエクササイズを行いましょう。
猫背改善エクササイズを行うには壁を利用します。壁の前に立ったら、両手をまっすぐ壁につけてください。このとき両足は腰幅程度に開いて、体は壁に対しておよそ30度ほど傾いた状態にしておきます。
次に、股関節を深く曲げて、胸(胸椎)を伸ばします。その状態で肩を後ろに屈曲させながら5秒間キープしましょう。このとき、腰を曲げないように意識することが重要です。
終わったらゆっくりとはじめのポジションに戻してください。この動作を1日3セット以上行うことで猫背を改善することができます。エクササイズは息を止めずに行ってください。